つづき。新しいゲーム世界にやってきては、個人的な不快感を基準に善悪の基準を定めようとする人達は気が付いていないのではないだろうか。彼等のゲーム世界は、彼等の来る前からそこにあったし、彼等がログインしていない時間や、彼等がその世界に飽きて他の世界に移って行った後にもそこに存在して他の多くの人に利用されて影響を与えるものだ。だから決してその時たまたまその世界で遊んでいた人達の一時の快、不快でその世界の性質が変化してはならないはずなのだ。

なんて偉そうなことを言ってみても、実際にはどのゲームの世界もプレイヤーの刹那的な判断によってそのゲーム世界にとって良くない変異をさせられたり、変異させられる圧力を受けている現実がある。彼等を止める術がない。説得することができない。それは例えば熱帯雨林を伐採している農民が地球温暖化のことをあまり考えない現実を、自分達には責めることができないのと似てる。今自分は肩入れしているゲームがないのでいいけれども… とりあえず終わり。