現在の普通の人の周りは消費して終わりで、その時のユーザーの嗜好にマッチしていればそれでいいというものであふれてる。化粧品や加工食品やコンビニのサービス、テレビのバラエティ番組、ジャンプの漫画。こういうものは必ず他にほとんど変わりなく簡単に代用できるものがあって、ちょっとした違いやもっと悪ければ単なる気分によって他の物が選ばれてしまったりする。だからそれらを作って売っている人達は、あまり情報や選択の指針を持たない大勢の人達の源のはっきりしない好き、嫌いという微妙な感覚を非常に気にしていて、それを基準にして売り物を次から次へと変化させていく。

けれど世の中にはそうでないものもたくさんある。つまり他に代用品がなかったり、その時々の人の好き嫌いによって性質を変化させてはならないものだ。つづく。