GMailとRSSとFirefoxとLiveClickで

十数年ぶりくらいにbiffのある世界に戻ってきた。

古きよきインターネット黎明期にはメールのスプールサーバへ5分おきくらいに接続して新着メールがないか確認してお知らせしてくれるアプリケーションというのがあってこれがbiffと呼ばれていたのだ。皆様ご存知と思うが一応説明ね。

プロバイダのメールがspamだらけになってからPOPFileだの使っていたが、こういう方式だとスプールサーバを監視できない。そもそもいちいちそんな大袈裟なプロセスを常駐させてもなというのもある。そんなわけでメールが届いたのがすぐに知らされるような環境にはとんとご無沙汰でやってきた。

プロバイダのメールをなんとなくGMailへ転送してみたのがきっかけでGMail迷惑メールフィルタがちゃんと使えることに気が付く。世間的には定評があるらしいですが。知らなかった。さてGMailのinboxはRSSを発行してくれる。まるでblogか何かみたいなノリだ。これをLive Bookmark化してツールバーへ並べておくとメールが届くと項目があらわれてブックマークの項目のようにメール内容のページへアクセスすることができるというわけだ。メールのアイコンが他のblogのbookmarkと仲良く並んでいる様子は何かおかしい。

既読未読を保存しないで新着を検出しないのがLive Bookmarkの手抜きである。これをきちんとさせるのがLiveClickというエクステンション。すこしいじって新着があるときはタイトルが太字になるようにした。言いたいことがあるblogだけ太字になるので見に行けばいいという寸法だ。

これによって迷惑メールじゃない新着メールが届いたときにGMailのLive Bookmarkも太字になる。メールが届いたという単純なイベントが少ないタイムラグで届く環境が十数年ぶりに復活した。しかもなんだかやたらと様々な人の働きを経由して。