もうゲームではなくなったのだとしか言いようがない

今や注目URL一位に輝くゲーム労働者のURLだが、そのURLを提示して展開されているRMT批判で自分が確認した内の全てが、ゲームにゲームでない価値を持ち込むのは自然でない、または醜いという議論だった。その美的感覚には共感はできるのだ。けれども、今や大勢を占める普通の人達が普通に現実の生活の延長として現実世界の欲望や価値観を普通にゲーム内に持ち込んでいるという事実に目を向けなくてはならない。RMTはそれが単にお金になっただけの違いでしかない。
だからゲームが純粋にゲームであるべきだなどと言うことができる人間は本来相当限られてくるはずなのだ。そういう人は、たとえゲームの中で働いている外国人であろうとも虚構のキャラクターと捉えて振舞わなくてはならないし、民族差別や現実を直視させられることや諸々の嫌悪感を現実世界から持ち込んではならないはずなのだから。