squirrelについて書く前に2

アプリケーションのマクロや設定ファイルのパーサーにしか使わないというのなら話は別だが、ゲームのメインループに組み入れて頻繁に駆動させるのであれば、組み込み言語内で実際に何が行われているかを把握しておく必要がある。最適化やデバッグ等を考えた場合、組み込み言語内側に責任を持たないというわけにはいかないからだ。必要があれば組み込み言語側を自分で書き換えるくらいの把握ができていなくては話にならない。だから組み込み言語はソースコードそれ自体が見通しがよくなくてはならないし、言語が表現しうるものも単純で分かりやすいものでなくてはならない。

squirrelC++を使ったクラス群で構成されておりCだけで書かれたluaとくらべてコンテクストがはっきりしており見たい部分を探すのが容易である。また、クラスやその継承をサポートするがそれらはあくまでハッシュテーブルに特別な機能を加えただけのものであり、言語内で扱われるデータの概観は、luaと同様のハッシュテーブルの階層でしかない。